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大友良英さんと札幌市民が一緒につくる芸術祭。札幌国際芸術祭2017 大友良英さんと札幌市民が一緒につくる芸術祭。札幌国際芸術祭2017

“札幌の人と一緒なら、新しい芸術祭をつくれそうな予感がしています”

大友良英

音楽家の大友良英さんを知っていますか? NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を作曲した方です。彼が「これまでにない新しい祭りをつくりたい!札幌の人たちと一緒に!」と意欲を燃やすのが、札幌国際芸術祭2017(Sapporo International Art Festival 2017:以下SIAF2017)。大友さんは、二度目の開催を迎える札幌国際芸術祭のゲストディレクターとして、さっそく2016年の春から「大風呂敷プロジェクト」などいくつかのプロジェクトをスタートさせます。「顔が見える距離を大切にしたいから、札幌の人たちと対話できる場を増やしたい」と言う大友さんに、お話を伺いました。音楽家の大友良英さんを知っていますか? NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を作曲した方です。彼が「これまでにない新しい祭りをつくりたい!札幌の人たちと一緒に!」と意欲を燃やすのが、札幌国際芸術祭2017(Sapporo International Art Festival 2017:以下SIAF2017)。大友さんは、二度目の開催を迎える札幌国際芸術祭のゲストディレクターとして、さっそく2016年の春から「大風呂敷プロジェクト」などいくつかのプロジェクトをスタートさせます。「顔が見える距離を大切にしたいから、札幌の人たちと対話できる場を増やしたい」と言う大友さんに、お話を伺いました。

1984年に始まった、大友さんと札幌の「縁」。

大友さんと札幌の深い縁は、1984年、大友さんがあるミュージシャンの北海道ツアーへ同行したことに始まります。大友さんが「自分の原点」と話すこのツアーで札幌のライブ企画者に才能を見出され、その後、ほぼ毎年のようにライブを札幌で開催するように。「札幌は自分のプロとしての音楽活動が始まった場所であり、音楽家としてのキャリアを発展させてきた大切な場所です」と言います。そして2014年、大友さんはSIAF2014に参加しました。自身が中心メンバーとして携わる「フェスティバルFUKUSHIMA!※北3条広場で盆踊り」を開催。「ぜひ続けてほしい」と多数の声が寄せられ、2015年にはそれを更にパワーアップした新しいお祭り「さっぽろ八月祭」が開催され、17,000名もの札幌市民が、大友さんを中心とするバンドの生演奏で盆踊りを楽しみました。2016年はSIAF2017のプレイベントとして、8月5日、6日に開催予定です。

※フェスティバルFUKUSHIMA!:震災復興の取り組みとして、2011年8月に福島出身のアーティストが始めたライブコンサート・アートイベント。2013年からは盆踊りに形を変え、福島ほか日本各地の芸術祭等で開催。オリジナルの「ええじゃないか音頭」などを生演奏で踊るスタイルで、毎回幅広い世代の人が集まる。

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みんなでつくり、世界を変えてしまう大風呂敷は、SIAF2017の象徴。

さっぽろ八月祭では「大風呂敷」が札幌市北3条広場に敷かれます。大風呂敷はもともと2011年の「フェスティバルFUKUSHIMA!」で、放射性物質が舞い上がるのを防ぐために敷いたのが始まり。「各地から集まった風呂敷を、ボランティアさんと一緒に必死で縫い合わせました。そうしてできた大風呂敷を、6000㎡の広大な芝生に敷いた瞬間、見たことのない景色が現れてものすごく感動したんです。以来、県外で開催するときも、各地で大風呂敷を制作しています。SIAF2017では桁違いの大風呂敷を広げますよ!」みんなでつくり、広げた瞬間に世界が変わる大風呂敷は、SIAF2017の象徴になりそうです。SIAF2014で誕生した「天神山大風呂敷工場」では、お子様連れから年配の方まで幅広い世代のボランティアさんが引き続き活躍中。2016年春からは市内各所に風呂敷工場が設けられ、SIAF2017に向けた大風呂敷制作が本格的に始まります。「大風呂敷づくりは、皆さん和気あいあいと楽しんでいるので、ぜひ多くの人に参加してほしいです!」

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「一斉に大人数が音を出す面白さ」を体験したい人なら、誰でも参加できるオーケストラ。

プロジェクトのひとつ、「さっぽろコレクティブ・オーケストラ」は、中学生、高校生を中心にメンバーを募集する一風変わったオーケストラです。参加するのに演奏経験や楽器の上手下手は問いません。「一斉に大人数で音を出す面白さ」を体験したい人なら、誰でも参加できます。「子どもたちとの即興演奏は本当に次になにがおこるか予想もつかない。プロの世界の即興と較べても桁外れに奔放です。彼らと音楽をつくることで、こんなに自由でいいんだと思って。そこから自分の音楽もすごく変わったし、その場にいる人が別々の方向を向いていても面白いという発見がありました。今は何が起こっても、それを音楽にできる自信があります。さっぽろコレクティブ・オーケストラで、世界に比類のない音楽をつくりますよ!」

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SIAF2017のテーマは「芸術祭ってなんだ?」。

大友さんが大切にしていることは「顔が見える形で、ともにつくり、考えること」。大風呂敷づくりに参加したあるお母さんは、大友さんについて「風呂敷工場に現れたとき、とても親しく話しかけてくれて、自分たちとの間に壁をつくらない感じが印象的でした」と話します。「札幌の人たちと対話する場をできるだけ増やしたいので、パブリックミーティングをたくさん開催します。トークなどにもどんどん呼んでください」と大友さん。「実際に手を動かし、誰かと何かをつくるところから、SIAF2017のテーマ『芸術祭ってなんだ?』ということをみんなで考えたい。新しい芸術祭を、札幌の人たちとならつくれる予感がして、とてもワクワクしています」。

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1984年に始まった、大友さんと札幌の「縁」。

大友さんと札幌の深い縁は、1984年、大友さんがあるミュージシャンの北海道ツアーへ同行したことに始まります。大友さんが「自分の原点」と話すこのツアーで札幌のライブ企画者に才能を見出され、その後、ほぼ毎年のようにライブを札幌で開催するように。「札幌は自分のプロとしての音楽活動が始まった場所であり、音楽家としてのキャリアを発展させてきた大切な場所です」と言います。そして2014年、大友さんはSIAF2014に参加しました。自身が中心メンバーとして携わる「フェスティバルFUKUSHIMA!※北3条広場で盆踊り」を開催。「ぜひ続けてほしい」と多数の声が寄せられ、2015年にはそれを更にパワーアップした新しいお祭り「さっぽろ八月祭」が開催され、17,000名もの札幌市民が、大友さんを中心とするバンドの生演奏で盆踊りを楽しみました。2016年はSIAF2017のプレイベントとして、8月5日、6日に開催予定です。

※フェスティバルFUKUSHIMA!:震災復興の取り組みとして、2011年8月に福島出身のアーティストが始めたライブコンサート・アートイベント。2013年からは盆踊りに形を変え、福島ほか日本各地の芸術祭等で開催。オリジナルの「ええじゃないか音頭」などを生演奏で踊るスタイルで、毎回幅広い世代の人が集まる。

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みんなでつくり、世界を変えてしまう大風呂敷は、SIAF2017の象徴。

さっぽろ八月祭では「大風呂敷」が札幌市北3条広場に敷かれます。大風呂敷はもともと2011年の「フェスティバルFUKUSHIMA!」で、放射性物質が舞い上がるのを防ぐために敷いたのが始まり。「各地から集まった風呂敷を、ボランティアさんと一緒に必死で縫い合わせました。そうしてできた大風呂敷を、6000㎡の広大な芝生に敷いた瞬間、見たことのない景色が現れてものすごく感動したんです。以来、県外で開催するときも、各地で大風呂敷を制作しています。SIAF2017では桁違いの大風呂敷を広げますよ!」みんなでつくり、広げた瞬間に世界が変わる大風呂敷は、SIAF2017の象徴になりそうです。SIAF2014で誕生した「天神山大風呂敷工場」では、お子様連れから年配の方まで幅広い世代のボランティアさんが引き続き活躍中。2016年春からは市内各所に風呂敷工場が設けられ、SIAF2017に向けた大風呂敷制作が本格的に始まります。「大風呂敷づくりは、皆さん和気あいあいと楽しんでいるので、ぜひ多くの人に参加してほしいです!」

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「一斉に大人数が音を出す面白さ」を体験したい人なら、誰でも参加できるオーケストラ。

プロジェクトのひとつ、「さっぽろコレクティブ・オーケストラ」は、中学生、高校生を中心にメンバーを募集する一風変わったオーケストラです。参加するのに演奏経験や楽器の上手下手は問いません。「一斉に大人数で音を出す面白さ」を体験したい人なら、誰でも参加できます。「子どもたちとの即興演奏は本当に次になにがおこるか予想もつかない。プロの世界の即興と較べても桁外れに奔放です。彼らと音楽をつくることで、こんなに自由でいいんだと思って。そこから自分の音楽もすごく変わったし、その場にいる人が別々の方向を向いていても面白いという発見がありました。今は何が起こっても、それを音楽にできる自信があります。さっぽろコレクティブ・オーケストラで、世界に比類のない音楽をつくりますよ!」

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SIAF2017のテーマは「芸術祭ってなんだ?」。

大友さんが大切にしていることは「顔が見える形で、ともにつくり、考えること」。大風呂敷づくりに参加したあるお母さんは、大友さんについて「風呂敷工場に現れたとき、とても親しく話しかけてくれて、自分たちとの間に壁をつくらない感じが印象的でした」と話します。「札幌の人たちと対話する場をできるだけ増やしたいので、パブリックミーティングをたくさん開催します。トークなどにもどんどん呼んでください」と大友さん。「実際に手を動かし、誰かと何かをつくるところから、SIAF2017のテーマ『芸術祭ってなんだ?』ということをみんなで考えたい。新しい芸術祭を、札幌の人たちとならつくれる予感がして、とてもワクワクしています」。

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大友良英

札幌国際芸術祭2017 ゲストディレクター・音楽家

1959年横浜生まれ。実験的な音楽からジャズやポップスの領域まで多種多様な作風で、海外でも注目を集める。映画やテレビの劇伴作家としても数多くのキャリアを有する。震災後は十代を過ごした福島でプロジェクトを立ち上げ、2012年「プロジェクトFUKUSHIMA !」の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年には「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞他数多くの賞を受賞。

Information

名称
札幌国際芸術祭
ウェブサイト
http://siaf.jp/

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